オプテージは2019年7月16日、LoRaWANとウェアラブル端末を活用した作業員安全管理支援ソリューション「みまもりWatch」の提供を開始した。作業員毎の熱中症リスクを集中監視できる。
これは、腕時計型ウェアラブルトラッカーと、温湿度センサーおよびmineoのSIMを内蔵したLoRaWAN親機をセットにしたソリューション。
作業員は45gのウェアラブルトラッカーを着用するのみなので、スマートフォンを活用したソリューションに比べ、貸与管理の軽減と情報漏えいリスクの低減が可能だという。ウェアラブルトラッカーでは心拍、皮膚温度、GPSによる位置情報を取得できるほか、転倒検知、SOSボタンによる救助要請なども行える。
ウェアラブルトラッカーの情報は、LoRaWANによって親機に送信されるため、ウェアラブルトラッカー毎の通信コストが不要なのも特徴。親機は1台で100人以上をカバーできる。
「みまもりWatch」のシステムイメージ
熱中症危険度は、関西電力病院 救急集中治療科 部長 端野琢哉医師の監修のもと、オプテージが独自開発したアルゴリズムで判定する。周囲の温湿度情報から最新のWBGT(暑さ指数)値を推定し、作業員ごとのバイタル情報と合わせて熱中症のリスクを判定するという。
作業員ごとの危険情報は、Web画面で集中監視可能。危険状態をメールで知らせる機能もある。
管理者向けのWeb画面イメージ