NTTが1テラ光長距離伝送に成功、商用環境で世界最長1122km

BUSINESS NETWORK編集部

2019.06.20

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NTTとNTTコミュニケーションズは2019年6月19日、商用環境において1テラビット/秒光信号の長距離伝送の実証実験に成功したと発表した。

NTTコミュニケーションズの商用環境に敷設した新しいコア拡大低損失光ファイバケーブルを用い、NTT独自の①高品位な多値光変調信号を送受信するために光送受信機内部の不完全性を補償する高精度校正技術、②最先端のデジタルコヒーレント技術を実装したデジタル信号処理プロセッサと広帯域光フロントエンド回路を搭載した光送受信機、③伝送路設計技術によって、1テラビット/秒光信号による波長多重伝送を実施。世界最長となる1122kmの長距離伝送試験に成功した。

伝送実験の構成

両社によれば、この成果は、現在の実用システム（1チャネルあたり100ギガビット/秒）の10倍の伝送速度、および8割以上のビットあたり消費電力低減を見込み、5Gサービスの普及や、NTTの新ネットワーク構想「IOWN」の実現につながる大容量通信ネットワーク技術として期待されるとしている。

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発表資料（NTTコミュニケーションズ）

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