トリワークスは、同社が開発・販売するネットワークカメラ録画・管理用ソフトウェア「ArobaView(アロバビュー)」の最新版(Ver 2.2.0)の販売を開始した。大型施設や、広範囲に多くの店舗を展開する小売業等での利用を想定した新機能を追加。従来バージョンに比べてネットワークの帯域幅、録画用HDDの容量が抑えられ、カメラシステムの大規模運用・構築がしやすくなるという。
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ArobaViewのモニター画面 |
新バージョンでは、Motion-JPEGやMPEG4に比べて圧縮効率の高いH.264フォーマットに対応した。画像データの配信にH.264を用いることで、データの容量と必要な帯域を抑えることができるため、録画保存用のHDD容量やネットワークの運用コストが削減できる。
ライブ閲覧時には、従来のベストエフォート方式に加えてレート指定も可能になった。帯域の狭いネットワークでも安定したレートが確保できる。
また、画像データのマルチキャスト配信にも対応した。ユニキャストの場合に比べてデータ通信量を抑えられるため、1つのカメラ映像を複数端末に配信する場合の配信負荷、ネットワーク帯域を低減できる。
そのほか、新バージョンでは、音声付画像録画/再生機能の追加、RTPによる映像ストリーミングをHTTPでトンネリングすることでパケットロスを軽減するRTP over HTTPへの対応も行っている。