日立コンサルティングは2010年9月28日、「iPad/iPhone活用によるビジネス・イノベーション・サービス」を開始した。これは、iPad/iPhoneを活用した業務改革を提案するコンサルティングサービス。iPad/iPhoneの活用に関心を持ちながらも、導入効果が期待できる具体的な活用方法が分からない、必要となるインフラ整備が困難などの理由から、iPad/iPhoneの導入に踏み切れていない企業のニーズに応えるという。
日立コンサルティングによれば、同サービスの特徴は、最短で1カ月という導入期間、業務改革のパターン別のテンプレートを用いた構想策定、アプリケーションや通信環境のカスタマイズ構築の3つ。サービスは、構想策定/要件定義/設計/開発/テスト/運用の6つのフェーズに分かれており、フェーズごとに希望のメニューを選ぶことも可能とのこと。また、第1フェーズである構想策定では、日立グループの業務改革方法論「HIPLAN」をベースにしたテンプレートを用い、HIPLAN上の業務区分に対してiPad/iPhoneの機能(ストレージ、カメラ、GPS、センサー、マルチタッチディスプレイなど)を照らし合わせることで、業務改革が可能なポイントを明確にするという。
同サービスの価格は300万円~。日立コンサルティングでは2010年度に30社の受注を見込んでいる。