ウィルコムとウィルコム沖縄は2010年9月27日、「WILLCOM CORE 3G」にソフトバンクモバイルのSoftBank 3Gに対応した料金プランを新設すると発表した。10月1日から順次提供を開始する。

今回提供開始するのは、法人向けの料金プラン「3G データ定額ビジネス（S）」（10月1日より）と、スマートフォン向けの料金プラン「新ウィルコム定額プランGS」（10月8日より）の2つ。いずれも、3Gデータ通信は通信速度下り最大7.2Mbps、上り最大1.4MbpsのSoftBank 3Gハイスピードに対応する。

「3G データ定額ビジネス（S）」は2段階定額制のデータ通信サービスで、月額基本料金2580円に2万1000円分（200万パケット）の無料通分が含まれる。データ通信料は0円～3000円（0.0105円/パケット）で、上限額は月額5580円となる。5回線から申し込みが可能で、使いきらなかった無料分のパケットは、同一請求先の回線同士で自動的に分け合える。

また、これに合わせて10月1日から、インターネットへのアクセスを予め制限できる「接続制限サービス」も提供される。業務に不要なインターネット利用の制限が可能になるため、コスト削減、セキュリティ向上などが期待できる。インターネットのアクセスをインターネットVPNによる社内LANへのリモートアクセスだけに制限し、一般のインターネットサイトへの通信を制限できる（別途VPN環境の手配が必要）。月額利用料金は、1IDにつき210円で、このほか、接続先登録作業料金として1万5750円がかかる。

「新ウィルコム定額プランGS」は、月額料金1450円でウィルコム同士の通話、PHSデータ通信が無料となり、3Gのデータ通信が上限5250円の定額制で利用できる。スマートフォン向けの料金プランとして提供され、10月8日から、本料金プラン専用の「HYBRID W-ZERO3（ハイブリッド ダブリューゼロスリー）」の販売も開始される。

なお、今回提供開始される2プランについては、通信品質およびネットワーク利用の公平性確保を目的に、一定期間に大量の通信を利用するユーザーに対して、通信速度の制御を実施する。「3G データ定額ビジネス（S）」については、当日を含む直近30日以内の利用データ量が1000万パケットを越えた時点で、「新ウィルコム定額プランGS」については、当日を含む直近30日以内の利用データ量が500万パケットを越えた時点で、それぞれ通信速度制限が行われる（PHS通信は対象外）。