ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは2018年12月10日、同社のセキュリティアプライアンス「Fireboxシリーズ」向けファームウェアの最新版「Fireware 12.3」を発表した。SD-WAN機能が追加されたことが最大の特徴だ。
ダイナミックパス選択機能が加わり、WANリソースを最適化しつつ、UTMによる多層防御でリモート拠点のセキュリティを確保できるという。また、SD-WAN機能とウォッチガードの一元実装ソリューションであるRapidDeployによる自動設定を併せて活用することで、実質的にFireboxの電源を入れてインターネットに接続するだけで導入が完了するとのこと。
「今回発表したFireware 12.3により、SD-WANの導入に伴う複雑性も解消し、パートナーや顧客にさらなる価値をもたらすものとなる。企業が運用費を削減し、ネットワークにおけるユーザーエクスペリエンスの向上を図るためにSD-WANテクノロジを活用し、また、攻撃者が高度なサイバー攻撃を仕掛けてくる限り、こうした新機能はSD-WANの導入に伴うコストと複雑性を削減すると同時に、業界先端のセキュリティにより、リモート拠点を保護できるといった両方の面で貢献することができる」とウォッチガードのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントであるブレンダン・パターソン氏は語っている。