マクニカネットワークスは2018年10月30日、ワッティーが開発したEnOceanとLoRaWANの変換ブリッジ「E2L bridge」の提供を12月1日から開始すると発表した。
EnOceanは、エネルギーハーベストにより、電池不要でセンサーデータを送信できる無線技術。また、LoRaWANは省電力・長距離通信を特徴とする無線技術で、ともに日本では免許不要の920MHz帯を利用する。
EnOceanの通信距離は約10~200mだが、E2L bridgeでLoRaWANに変換することで、複数のEnOceanセンサーのデータをまとめてLoRaWANゲートウェイ経由でクラウドなどに送信できる。また、LoRaWANは省電力が特徴なものの、ユースケースによっては1~3年で電池交換が必要になるが、EnOceanを併用することで、電池交換のためのメンテナンスコストをなくすことが可能だ。
マクニカネットワークスでは、スマートビルやスマートオフィス、集合住宅、環境モニタリング、農業、災害対策などでの活用を想定。LoRaWANネットワークサーバーやゲートウェイ、表示アプリケーションと組み合わせて提供する。
E2L bridgeの使用例