新「Wi-Fi Vantage」で公衆無線LANの混雑を最大30%緩和

公衆無線LANの混雑を最大で3割も緩和できる可能性を持つ「Wi-Fi Vantage」のトライアルが東京・渋谷で実施された。商用化されれば、公衆無線LANでVoIPも円滑に使えるようになる。

「狙い通り、通信効率の30%改善が確認できた。なるべく早期に商用化して、お客様にWi-Fiを快適に使っていただきたいと思っている」

KDDIは1月29日~30日、クアルコム、ラッカスネットワークス、シャープと、Wi-Fiアライアンスの認証プログラムに基づく、新たな公衆無線LANの通信品質改善技術のフィールドトライアルを実施した。担当したKDDI 標準開発グループ グループリーダーの渡辺伸吾氏は、この技術に強い期待を寄せる。

Wi-Fiに携わるKDDIのメンバー
Wi-Fiに携わるKDDIのメンバー。(右から)技術企画本部 標準化推進室 標準開発グループ グループリーダーの渡辺伸吾氏、モバイル技術本部 モバイルアクセス技術部 Wi-Fi&ネットワークグループリーダーの実藤雅史氏、技術企画本部 技術企画部 システム戦略グループ マネージャーの山崎彰氏、標準化推進室 標準開発グループ マネージャーの三宅康友氏

今回のトライアルは、公衆無線LAN機器を対象としたWi-Fiアライアンスの認証プログラム「Wi-Fi CERTIFIED Vantage」(以下、Wi-Fi Vantage)に、今年新たに追加された技術コンポーネント「Wi-Fi Optimized Connectivity」の“実力”を検証したもの。

Wi-Fiアライアンスは、通信事業者やISPが展開する公衆無線LAN(キャリアWi-Fi)を快適に利用可能にするためのソリューションの普及を目指し、2016年からWi-Fi Vantageを展開している。Wi-Fi Optimized Connectivityのフィールドトライアルは、今回が世界初となるという。

トライアルは、東京・渋谷駅前のスクランブル交差点近くで、ラッカスのアクセスポイント(AP)とシャープが開発中のスマートフォンをベースとしたテスト装置を用いて行われた。無線LANの混雑が激しいこの環境にWi-Fi Optimized Connectivityを導入することで、通信効率を30%改善。Wi-Fiへの接続に要する時間も、最大で10分の1に短縮できることが確認されたという。

月刊テレコミュニケーション2018年4月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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