センスウェイは2018年4月13日、LoRaWANを活用したIoTプラットフォームサービス「Senseway Mission Connect」の提供を開始した。LoRaWANによるIoT向け通信に加えて、IoTデバイスをWeb上で管理できる機能もあわせて提供する。
現在のサービスエリアだが、関東を中心に30カ所にLoRaWAN基地局を設置している。今後、8月末に一都三県、11月末に主要都市圏にエリアを拡大する計画で、2019年3月末には人口カバー率60%を目指す。
フランスや韓国など、海外ではLoRaWANを全国展開している事業者が存在するが、国内で全国展開を表明しているのはセンスウェイのみだ。三井不動産と提携しており、同社グループが関係する高層ビルやマンションなどの屋上にLoRaWAN基地局を設置していくという。
Senseway Mission Connectのエリア展開計画
また、エリア化されていない場所でもLoRaWANが利用できるよう、基地局を貸し出す「レンタルゲートウェイサービス」も提供する。価格は、室内用基地局が月額4800円(キャンペーン価格で月額3400円)、屋外用が月額1万9800円となっている。
さらに全国各地でLoRaWANを展開する事業者などとの「相互ローミングの可能性もあると思っている」とセンスウェイ 専務取締役の神保雄三氏は説明した。
レンタルゲートウェイサービスでエリア外でも利用可能
LoRaWAN以外のLPWAでは、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が約1年前からSigfoxサービスの提供を開始しており、今年3月に人口カバー率50%超、来年3月に85%の計画と先行しているが、「LPWAとして最大のエリアを追求していく」(神保氏)という。
センスウェイ 専務取締役 最高営業責任者の神保雄三氏。
以前はニフティで執行役員を務めていた