ヤマハは2018年3月から、スイッチ製品の新ラインナップとして、ライトL3スイッチ「SWX3100-10G」、スタンダードL3スイッチ「SWX3200-28GT」「SWX3200-52GT」、インテリジェントL2 PoEスイッチ「SWX2310P-10G」「SWX2310P-18G」「SWX2310P-28GT」を発売する。
いずれのモデルも、ヤマハのネットワーク可視化機能「LANマップLight」を搭載し、スイッチを通じてLANの状態を一目で確認できる。また、スイッチ機能として「Web認証」のほか、新たにIPフォンなどの音声専用端末とPCなどを異なるVLANに配置する「Voice VLAN」に対応する。管理機能面では、端末の死活監視はパフォーマンス観測機能を追加している。
LANマップLightによるネットワーク可視化イメージ |
6つの新ラインナップのうち、SWX3100-10G、SWX3200-28GT、SWX3200-52GTの3つは、同社初のL3スイッチ。ライトL3スイッチのSWX3100-10Gは、LAN内のパケット転送に必要なスタティックルーティング機能を搭載した、小規模ネットワークのモデルだという。
また、スタンダードL3スイッチのSWX3200-28GTとSWX3200-52GTは、ダイナミックルーティングやスタック機能による冗長化、10GのSFP+スロットなど、大規模ネットワークで必要な機能を搭載している。
インテリジェントL2 PoEスイッチのSWX2310P-10G、SWX2310P-18G、SWX2310P-28GTは、既存のインテリジェントL2スイッチ「SWX2300」シリーズの機能に加え、全てのLANポートがIEEE 802.3atに準拠したPoE給電機能を搭載しており、各ポート最大30Wの給電が可能だ。装置全体の給電能力は、全ポート同時の場合は15.4Wを給電できる。また、端末の再起動を行えるため、防犯カメラなどのネットワーク端末の安定稼働をサポートするという。
新スイッチ6機種 |
左はライトL3スイッチSWX3100-10GとスタンダードL3スイッチのSWX3200-28GT、SWG3200-52GT、右はインテリジェントL2 PoEスイッチのSWX3210P-10G、SWX2310P-18G、SWX2310P-28GT |
価格は、SWX3100-10Gが7万4800円(税抜、以下同)、SWX3200-28GTが29万8000円、SWX3200-52GTが49万8000円、SWX2310P-10Gが11万5000円、SWX2310P-18Gが17万6000円、SWX2310P-28GTが22万5000円となっている。