説明会には、d払い加盟店を代表してローソン執行役員マーケティング本部長の野辺一也が登壇した。
ローソンでは店頭のキャッシュレス化に積極的に取り組んでいるが、未だに現金決済が80%と高い比率を占める。しかし、オフィス街の店舗などでは朝や昼の混雑時にはレジの順番を待つ人たちの行列ができ、それを見た来店客が購入をあきらめるといった“機会ロス”が発生している。「現金払いと非現金払いでは明らかにレジの通過スピードが違う。キャッシュレスで買い物をしてもらうことで、ユーザーの増加や購買の喚起につながる」と野辺氏は話す。
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ローソンでは店舗の負荷軽減や顧客エンゲージメント強化を目的として、キャッシュレス化を推進する |
また、ローソン全店舗の一日あたりの決済額は約70億円だが、少額決済が中心のため小銭が多く集まり、現金管理業務が各店舗オーナーの負担になっている。さらに、防犯対策、購買履歴管理や顧客エンゲージメント強化の観点からもd払いでキャッシュレス化を推進したいという。