NTTドコモ上期決算は増収減益――MVNO買収の可能性は否定

会見では、今年4月に発表した中期戦略「beyond宣言」の進捗状況も明らかにされた。

このうち宣言3の「安心快適サポート」として、顧客接点の強化を図る。今年9月にインフォメーションセンターでAI(人工知能)による問い合わせ対応を行っているほか、10月からはオンライン手続きサイトにおけるチャットサポートを開始した。来年1月以降は、スマホ教室を全国規模で拡充し、スマホ購入前後の様々な不安の解消につなげる。

AIやチャットの活用により、顧客接点を強化

また、宣言5の「ソリューション協創」に関連して、低容量・省電力といったIoTのニーズに対応したLPWA(Low Power Wide Area)サービスを今月より開始した。

LPWAは、LoRaWANとセルラーIoTを提供する

LoRaWANについては、構築から保守・運用サポートまでトータルに提供する。他方、LTEエリア内で利用可能なセルラーIoTについては省電力技術eDRXに国内で初めて対応するとともに、新たな料金プランを用意した。

宣言6の「パートナー商流拡大」の一環として、来年4月よりマツモトキヨシホールディングスとの協業を予定している。

マツモトキヨシのポイントサービスの会員は約2500万人、dポイントクラブの会員は約6300万人。全国のマツモトキヨシでdポイントが利用できるようになるだけでなく、双方の会員情報やデータベースを活用し、顧客一人ひとりに合わせた商品・サービスの情報提供、リサーチやデータ分析レポートの第三者企業への影響など「従来の協業にはない、新しいサービスを提供する」(吉澤社長)としている。

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