ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンとコラボルタは2010年8月31日、中小企業のセキュリティ対策において協業すると発表した。この協業に基づき、コラボルタは同社が販売しているiPadやiPhone 4などのスマートフォンの顧客企業に対し、無償でウォッチガードのUTM(統合脅威管理)アプライアンス「WatchGuard XTM 2 Series」(XTM)を提供するキャンペーンを実施する。
今回のキャンペーンは、iPhone 4またはiPadを10台以上同時に契約した企業に、XTM本体と初年度UTMライセンスを無償で提供するというもの。XTMのファイアウォール、ウイルス対策、URLフィルタリング、迷惑メール対策、IPS(進入阻止)等の機能により、企業のセキュリティを高めるほか、XTMに標準搭載されているクライアントVPN機能であるPPTP経由により、出先や自宅からiPhoneを使って社内ネットワークへセキュアにリモートアクセスすることができる。また、リモートデスクトップ機能を使って社内にある自身のPCへアクセスしたりグループウェア等の社内情報共有サーバーにセキュアにアクセスすることが可能になる。
従業員20人程度の中小企業をターゲットとして、iPhone 4の法人契約数で初年度200契約を目標に販売する。
また、ウオッチガードは、XTMの導入設置、ログ集積サービス(Guardian Center)、リモート監視サービス等を有償オプションとして提供する。監視サービスは月額3000円から、導入設置サービスは7万円からとなっている。なお、無償提供するWatchGuard XTMアプライアンスは、ウォッチガードの規定による。