NTTコミュニケーションズは2017年7月24日、eSIMの実証実験を開始したと発表した。
SIMカードの通信プロファイルを遠隔から書き換えられる環境を、香港のモバイル通信基盤上に構築し、日本と香港で実証実験を行う。携帯通信事業者の業界団体、GSMAの規格に準拠したeSIMの実証実験は、日本のMVNOとして初だという。
GSMAではeSIMに関して、「M2Mモデル」と「コンシューマーモデル」の2つのモデルの標準化を進めており、NTTコムは両モデルについて実証実験を実施する。
NTTコムが構築した環境は、日本、香港をはじめ米国など約40ヵ国・地域で通信が可能。同社は、今回の実証実験で得られた知見を活用し、グローバルなビジネス展開を支えるモバイルサービスの開発・検討を進めていくとしている。
「M2Mモデル」と「コンシューマーモデル」についての実験概要