ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2017の最大の目玉が「5G Tokyo Bay Summit 2017」だ。5Gをテーマにした特設パビリオンである。
NTTドコモの企画協力のもと、多数の展示が行われているが、その1つがドコモ、NEC、ALSOKの3社による5Gを活用した警備サービスのデモである。
4Kカメラで撮影した群衆の映像を、NECの顔認証技術を活用して解析。ブラックリストの人物を検知すると、現場付近にいる警備員に通知し、迅速な対応を可能にする。
5Gを活用した警備サービスの概要
5Gならではのポイントの1つは、高速大容量という特徴を活かして4Kの高精細映像を送信できるため、少ないカメラ台数で広範囲を監視できることだ。また、「5Gの特色には多接続もある。花火大会やオリンピックなど、混雑した環境でも、途切れることなく通信できる」(説明員)。
「5Gを用いて、新しい警備のスタイルを作り上げたい」という意気込みで実用化に取り組んでいるという。
ブラックリストの人物を検知すると、警備員のスマホにその人物の画像付きで通知が来る