インターネットイニシアティブ（IIJ）と日本ビジネスシステムズ（JBS）は2010年8月24日、クラウド事業における協業に合意したと発表した。IIJのクラウドサービス「IIJ GIO」上で、Microsoft Exchange Server 2010、Office Communications Server 2007 R2（OCS）、Microsoft Share Point Server 2010などのMicrosoftコラボレーション基盤を個別構築するソリューションの提供を9月1日から開始する。
コラボレーション基盤構築に必要なサーバーやアプリケーション、ネットワークインフラから運用サポートまでワンストップで提供するもので、Microsoftプラットフォームソリューションの個別構築と運用サポートをJBSが提供し、IIJがインフラ基盤としてIIJ GIOを提供する。ExchangeとOCSの基本機能を利用するための要件定義やシステム設計、設定作業が準備された「基本パッケージ」を用意。これにより、従来の個別構築に比べて約40％のコストダウンが図られ、かつ短期間でのシステム導入が可能になるという。
基本パッケージの主な提供内容は下記の通り。また導入価格は、1000ユーザーの場合で、初期費用500万円から、月額費用は100万円からとなっている。
●基本パッケージの主な提供内容
・Exchange用 サーバ 一式
・Office Communications Server用 サーバ 一式
・ADレプリカ用 サーバ 一式
・ForeFront TMG用 サーバ 一式
・サーバ 監視サービス 一式
・ネットワークサービス 一式
・MSライセンス（SPLA） 一式
・Exchange／OCS基本導入サービス
・Exchange／OCS基本サポートサービス
また「基本パッケージメニュー」に加えて Share Point Server 2010追加等の各種機能拡張や、システム移行支援サービス、運用サポートサービスを含む「オプションメニュー」も準備。ユーザーの個別要望にも柔軟に対応する。アカウントの増減にも柔軟に対応できる。
