ポリコムジャパンは2010年8月18日、中規模組織向けの新製品「Polycom RMX 1500」メディア会議プラットフォームの発売などにより、「Polycom UC Intelligent Core」インフラストラクチャを強化したと発表した。
Polycom UC Intelligent Coreとは、HD(ハイデフィニション)ビデオサービスを組織全体に幅広く提供するための基盤のこと。国際標準規格に準拠し、業界で最も広範なユニファイドコミュニケーション(UC)プラットフォームとの統合が可能なため、他社と比べて総所有コスト(TCO)を低く抑えることができるという。具体的には、マイクロソフト、HP、IBM、ジュニパーネットワークス、ブロードソフト、アバイアなどが同社のパートナーであり、ネイティブな統合と総合運用性を高レベルでサポートしているとのことだ。
中規模企業がテレプレゼンスを導入する際、Polycom UC Intelligent Coreを選択することで、初年度で210万ドルのコストを削減できるとポリコムでは試算している。また、同社のH.264ハイプロファイルに対応した最新のメディアプロッセシングモジュールにより、HDビデオ会議に必要な帯域幅が既存ソリューションに比べて最大50%削減できる点も特徴としている。
今回、新たに発表されたPolycom RMX 1500は、支社・支店など向けの中規模向けのメディア会議プラットフォーム。このほか、「MPMxカード搭載のPolycom RMX リリース7.0」および「Polycom DMA 7000リリース2.2」も発表され、いずれもこの四半期中に提供開始される予定となっている。