日立システムズ、IoT基盤をクラウドサービスでワンストップ提供

日立システムズは2016年7月25日、M2M環境の導入を支援する「NETFORWARD M2Mサービス」のラインアップを拡充し、同日より提供開始すると発表した。

これまでのNETFORWARD M2Mサービスは、IoT/M2M環境向けのネットワーク提供が中心のサービスだった。しかし今回の拡充により、クラウド型のプラットフォームサービスとして、センサーの導入、データの収集・管理、センサーやネットワークを含むシステムの監視・運用サービス、セキュリティ対策までをワンストップで提供できるようになる。

この拡充は、同社のクラウド型IT基盤提供サービス「リソースオンデマンドサービス」、運用監視サービス、米国PTCのIoT/M2M向けソフトウェア「ThingWorx」を組み合せることで実現している。

ThingWorxでは、センサーから収集したデータを見える化し、装置の動作傾向を把握したり異常検知ができる。収集したデータの参照においては、ユーザーが直感的に操作・編集可能なため、画面のカスタマイズやデータの集計・加工が容易に行える。

また、ThingWorxは装置の位置情報を取得する機能も備えており、装置の現在位置や移動経路のデータも収集可能。これまでも車両や医療機器など移動する装置の利用データの収集や紛失防止などを目的とした活用実績が多く存在しているという。

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