3つの基本コンポーネントは「デバイス、クラウド、アプリ」エイラは、IoTシステムをクラウドでサービスするために基本コンポーネントである、デバイスとクラウド、そしてアプリケーションの3つを持っている。それぞれの分野で多くの企業とパートナーシップを結んでいる。
クラウド上でアプリケーションやIoTデバイスからのデータ解析ができるツールを提供する |
デバイスはIoT端末に必要で、基本的にはセンサとアナログ、マイコン、Wi-Fiなどの無線ネットワーク接続が必要となる。重要な制御用のマイコンとしてルネサスとパートナーシップを組み、供給を確保している。
また、Wi-Fiモジュールは村田製作所から供給を受けている。その他の部品に関しては販売代理店のマクニカと提携しており、エンジニアリングサービスとしてレブソニックと提携している。デバイスにはエイラのセキュアな暗号化のソフトウエアをマイコンに焼き付け、Wi-Fiモジュールにもセキュリティソフトを入れている。
クラウドでは、AmazonのクラウドサービスAWSを利用し、その上でAPIを提供している。IoT端末を取り付けるメーカーは、コーディングする必要がなく、APIのメニューから自社の製品に合う設定をするだけでよいという。クラウド上のプラットフォームは安定しており、信頼性が高く、セキュリティは強固だとしている。
アプリケーションでは、IoTを取り付けた製品の様子をスマートフォンやタブレットで操作できるようにするためのアプリを提供する。もともとAndroidとiOSのライブラリを持っており、スマホ上でIoT端末を取り付けた白物家電を操作できるようになる。
スケジュールやレジスタなどのモバイルライブラリもある。さらに独自のAMAP(Ayla Mobile Application Platform)を利用してアプリケーションを作成することもできる。これはある程度、基本構成が出来ており、好みに応じて画面上の色や大きさ、数字などを設定できるようになっている。