NTTドコモのスマートライフ戦略に迫る!「経済圏競争はパートナーと協創で」

NTTドコモは、基軸のモバイル通信事業の回復に加えて、コンテンツ/ソリューション分野のスマートライフ事業が好調だ。「dマーケット」と「+d」を2本柱に収益を伸ばしているスマートライフ事業を統括する中山俊樹氏取締役常務執行役員は「営業利益1000億円を早期に達成したい」と意気込みを語る。

――NTTドコモは新料金プランの浸透による業績回復が進んでいます。2012年以降、収益拡大を目指し手掛けてきた「スマートライフ事業」も途中で目標を引き上げるなど15年度は好業績でした。

中山 ドコモのビジネスは、大きく分けてモバイル通信事業と、スマートライフ事業や法人、国際、付帯サービスなどを含めた「スマートライフ領域」があります。

スマートライフ領域の15年度の売上は8000億円を超える見込みです。営業利益も期初予想の500億円を中間決算で700億円に上方修正し、達成に向けて頑張っているところです。モバイル通信事業と比べると数字はまだ小さく、「車の両輪」にはなっていませんが、ようやくドコモの成長の牽引役の1つと呼べるまでにはなりつつあると見ています。

モバイル通信事業の成長が鈍化し、将来的に大きな伸びが期待できない中で、利益を生み出す新たなドライバーとして業績に貢献することがスマートライフ事業に課せられた役割です。

NTTドコモ 中山俊樹氏

――この間、「新領域事業」育成戦略で種を蒔いてきたことがようやく実を結び始めているわけですね。将来的には、スマートライフ事業がドコモ全体の売上の何割程度を占めるまでになると考えていますか。

中山 数年前までは、「新領域(現在のスマートライフ領域)」の「売上1兆円」を早期に実現することを目標に掲げていました。しかし14年度以降は、「利益重視」の方針に転換しています。

成長のドライバーとなるためにも、できるだけ早く営業利益を1000億円の大台に到達させることを当面の目標としていきたいと考えています。

月刊テレコミュニケーション2016年5月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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中山俊樹(なかやま・としき)氏

1981年3月東京大学法学部卒業。同年4月日本電信電話公社入社。97年7月日本電信電話株式会社国際本部担当課長。99年4月同持株会社移行本部第一部門担当部長。同年7月同第一部門担当部長。2002年6月同第五部門担当部長。07年6月NTTドコモ取締役(非常勤)。08年6月日本電信電話新ビジネス推進室次長。11年6月同新ビジネス推進室長。15年6月NTTドコモ取締役常務執行役員スマートライフビジネス本部長

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