JALインフォテック、NECのSDN活用した次世代オフィスLANを5月から稼働

NECは、JALグループのIT中核会社JALインフォテックから、SDNを活用した次世代オフィスLANを受注したと発表した。JALインフォテックの本社ビルや外部データセンターに導入し、2016年5月から稼働開始を予定している。

JALインフォテックはオフィスLANの更改を通じ、現状のネットワークにおけるトラフィック対策や運用性・柔軟性などの課題を解決することを目指している。

この次世代オフィスLANには、4つの特徴があるという。

1つめは、既存のネットワーク機器を活かしつつ、NECのSDN対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」やSDN Ready製品「UNIVERGE QXシリーズ」を部分的に導入すること。

2つめは「止まらないネットワーク」。ネットワークは仮想化されており、1つの物理ネットワーク上に基幹業務やシステム開発用途など、複数のネットワークを論理的に構成できる。論理ネットワーク同士は完全に独立しているため、相互に影響を与えずにセキュリティや通信品質の確保が可能だという。また、ネットワーク全体の集中制御により通信経路を柔軟に変更でき、平日・日中でもシステム運用を止めずにネットワーク機器の保守作業を行える。

3つめは「管理しやすいネットワーク」で、高度な専門知識がなくてもGUI画面で直感的にネットワークの設計・設定が可能。ネットワーク全体の通信状態の可視化にも対応しているため、もし障害が発生しても障害箇所を迅速に特定し、復旧できる。

4つめは「つながるネットワーク」。ネットワーク機器を増設する際、各機器の設定変更を一元的に行えることから、テレビ会議やWeb会議、モバイル端末などの利用拡大でデータ量が増大しても、それに応じて迅速かつ柔軟なネットワーク拡張が可能になる。

JALインフォテックは今後、この次世代オフィスLANでのSDN活用実績・ノウハウを活用して、JALグループ内外にSDNを用いたネットワーク構築ビジネスを展開する予定。NECは同社と協業し、販売・技術支援を行うという。

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