マンション専業のISP(インターネットサービスプロバイダー)として、2000年に設立されたファミリーネット・ジャパン。ISP事業をベースに、最近ではマンション向けの防犯カメラサービスやエネルギーの可視化サービスなども提供している。
「インターネットを基軸に、マンション生活に必要な様々なサービスを提供するのが当社の役割です。そのため、以前はMISP(マンションインターネットサービスプロバイダー)を名乗っていましたが、現在はMLSP(マンションライフサービスプロバイダー)に変えています」と同社 執行役員 施工管理部長の鈴木直仁氏は話す。
同社のISPサービスの導入実績は約3000棟・20万世帯以上。マンション専業では日本最大級の規模を誇り、「お客様情報が漏えいすると、それだけで会社の経営に関わる問題となります」と鈴木氏。そこで同社は、プライバシーマークの取得をはじめ、情報セキュリティの強化には非常に力を入れてきた。
(右から)ファミリーネット・ジャパン 執行役員 施工管理部長の鈴木直仁氏、ビジネスソリューション部 開発運営センター長の中田明治氏、経営管理部 総務部の村上義和氏 |
ここ数年、クラウドとモバイルは、企業の生産性向上に欠かせないツールとして導入が進んでいる。ただその一方、クラウドとモバイルについては、セキュリティ面での懸念があるのも確かだ。
ファミリーネット・ジャパンは、Google Apps for WorkやiPhoneなどクラウドとモバイルを業務に積極活用しているが、一体どのようにセキュリティを担保しているのか。同社の高セキュリティなクラウド&モバイル活用法を紹介する。