京都大学がサブテラ波で走行車両への1.7Gbp・300m超伝送実証に成功

京都大学は2026年06月26日、原田博司 情報学研究科教授、香田優介 同准教授らの研究グループが、サブテラヘルツ帯(100GHz帯)を利用した車両通信システムの高速大容量伝送に成功したと発表した。

サブテラヘルツ帯車両向け移動伝送装置【(a)送信機、(b)受信機】

サブテラヘルツ帯車両向け移動伝送装置【(a)送信機、(b)受信機】

本実証では、交差点から約300m長にわたる車線上を実際に走行する車両に対し、5G標準化で定められている通信仕様に準拠しながら、国内の5Gに割り当てられている最大チャネル帯域幅(400MHz)の2倍以上(920MHz)を用いた高速無線伝送(伝送レート:1.7Gps)に成功した。実際に走行する車両へのデータ伝送において、5G標準化仕様に準拠した通信方式を用いながら、サブテラヘルツ帯の電波を用いて高速・大容量伝送を実証したのは世界初の成果という。

具体的には、交差点から延びる直線330m長の車線上(下図表のa)で、時速20~30kmで実際に走行する車両に対して、交差点から最大で320m離れた地点までサブテラヘルツ帯広帯域信号を伝送することに成功した。

実験環境および諸元。(a)実験環境、および実験開始地点における受信機の写真、 (b)送信機位置、送信ビーム照射点、受信機移動経路(c)実験諸元

実験環境および諸元。(a)実験環境、および実験開始地点における受信機の写真、 (b)送信機位置、送信ビーム照射点、受信機移動経路(c)実験諸元

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