ビッグデータの分析業務を日常化するThingWorxNeuronPTCは、IoT/M2Mの仕組みが収集するビッグデータを利活用するためのソリューションも提供している。そのソリューションがThingWorxNeuronだ。ビッグデータの分析を行うサイエンティストはBIツールや機械学習ツールを利用しつつ、対象とする事象がなぜ起きたのか、今後何が起きるのか、どうすれば改善できるのかというプロセスを回して分析を実行している。
その目的は、「待ち時間の最小化」「歩留まりの改善」など、改善したいテーマごとに予測モデルを作ることだ。企業は、その予測モデルを業務に取り入れ、試行した結果をさらなる業務改善に役立てようと考えている。しかし、データを分析し予測モデルを作成するデータサイエンティストの数は不足している。
「データサイエンティストの不足を解消するために、ツールの活用が始まっている」と成田氏は指摘する。一方で、「多くのツールは分析プロセスを限定的にしか支援できていないのが現状だ」と続ける。
PTCのThingWorxNeuronは、データ分析から学習器の作成、チャンピオンモデルの構築までの分析プロセスを一貫して支援するプラットフォームだという。それによって、分析ツールを利用するために行うプログラミングや統計学の手法を適用するなどの作業を省くことができる。データサイエンティストは、データの整形と分析結果の出力、継続的な学習モデルの改善に集中することができるようになるという。
PTCは、ビッグデータ分析業務の日常化を支援するソリューションを提供し、IoTアプリケーションの開発からデータの収集・分析まで企業のシームレスなIoT活用を後押ししている。
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http://support.ptc.com/appserver/wcms/forms/index.jsp?&im_dbkey=166611&im_language=ja
図表3 ビッグデータの分析業務を日常化するThingWorxNeuron |