【クラレエンジニアリング】構内PHSからiPhoneへMNPで移行、内線が現場で世界でつながる!

構内PHSを現在も利用している企業はかなり多いはずだ。クラレエンジニアリングもその1社だったが今年3月MNPを使って、電話番号はそのままにiPhoneへと移行した。iPhoneを内線化するソリューションには「KDDI ビジネスコールダイレクト」を採用。従来のオフィス内だけではなく、外出先でも内線が利用可能になっている。

「うちの特徴は、ユーザー系のエンジニアリング会社ということですね。僕ら全員、クラレからの出向なんですよ。自分たちが実際に生産に携わっているから、お客さんの立場になってプラントを建設できるのです」

このように会社紹介してくれたのは、クラレエンジニアリング 取締役の加藤諭氏だ。プラント建設を行うエンジニアリング会社である同社は、大手化学メーカーのクラレの100%子会社。クラレだけではなく、様々なメーカーのプラント建設を担っている。

加藤諭氏
クラレエンジニアリング 取締役 エンジニアリング本部 電気計装部 部長 加藤諭氏

クラレエンジニアリングのユーザーの立場に立ったプラント建設は、例えばこんなところに表れる。

通常のエンジニアリング会社の場合、引き合い時、設計時など、それぞれの工程ごとに別々の技術者が担当者として顧客の前に登場する。しかし、「うちの場合は、一気通貫なんです」(加藤氏)。最初の引き合い時から設計、工事管理、試運転、そして工場を引き渡すまで、同じ技術者が責任をもって担当するのがクラレエンジニアリングの流儀だ。

「最初に調子のいいことを言って、いざ始まったら、別の人間が出てきて……という話はよく耳にするでしょう。最初から最後まで同じ人間がやると、これがないんです。だから、お客さんには喜ばれます。会社からすると、本当は工程ごとに担当者を分けたほうが効率的なんですけどね」

クラレエンジニアリング
岡山市にあるクラレエンジニアリングの本店

クラレエンジニアリングは岡山市の海岸沿いに本店を構えるが、プラント建設という仕事の性格上、もちろん現場は全国、そして海外。また、現場となる工業用地は、僻地にあることが多い。

こうした環境の中でも、高品質な仕事をスピード感をもって進めていくため、同社はICT(情報通信技術)を積極的に活用している。2015年3月には、KDDIのiPhoneをすべての正社員に配布すると同時に、ケータイ内線サービス「KDDI ビジネスコールダイレクト」を導入した。

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