【iPadで医療費削減も!】行革ランキング全国7位の佐賀市が実践するタブレット活用とは?

全国市区の経営革新度調査で総合7位に輝いた佐賀市――。だがその一方で、全国有数の医療費の高さという課題も抱えている。そこで佐賀市の健康づくり課が始めたのが、タブレットを活用した保健指導だ。より効率的かつ効果的な保健指導などに、タブレットが力を発揮している。

肥沃な佐賀平野の中央部に位置し、北は脊振山系、南は有明海に囲まれた自然豊かな環境を有している佐賀市。人口約23万5000人の同市は、意欲的に行政改革に取り組んでいることでも全国的に知られている。

全国812の市区を対象に、2013年秋に実施された「経営革新度調査」(日本経済新聞社)で、佐賀市は総合7位にランクインした。首都圏の自治体が上位を占めるなか、地方都市としてはトップの評価だった。

佐賀市役所庁舎。佐賀市の三重津海軍所跡が今年7月、「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された。また、来年2016年には、熱気球の世界選手権が佐賀市で開催される

その佐賀市の行政改革の取り組みを象徴する活動の1つが、7年前から行われている全庁的業務改善運動「元気UP!SAGA運動」だ。

全部署が自主的にテーマを決めて改善活動を行い、その成果を毎年1回発表して情報共有するというものだが、今年の発表会にはある特徴がみられた。103ある部署のうち13部署が、タブレットを活用した改善活動について報告したのだ。

経営革新度トップ10に名を連ねる佐賀市は一体、タブレットをどう活用し、どんな導入効果を得ているのだろうか。

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