シード・プランニングは2010年7月22日、携帯電話の法人市場に関する調査結果を発表した。
同調査によると、2009年度の法人市場は、個人需要が頭打ちとなるなかでも堅調に伸び、前年度比122万加入増加の1340万加入となった。PHSを含めると1530万加入となっている。
シード・プランニングでは今後も法人市場は成長していくと予想しており、2015年度末には2440万加入に拡大するという。牽引役となるのはスマートフォンおよびモジュール型だ。2009年度末時点ではハンドセット746万台／スマートフォン137万台／モジュール型254万台／データカード型203万台という構成だったが、2015年度末にはハンドセット520万台／スマートフォン1200万台／モジュール型480万台／データカード型240 万台になると予測している。スマートフォンとモジュール型が大きく伸びる一方、ハンドセットは200万台以上の減、データカード型も微増にとどまる見通しだ。
また、法人ソリューション市場は「成長の可能性がもっとも存在する分野」で、2009年度に8312億円だった市場規模は2015年に1兆6225億円に伸長するという。
なお、同調査結果の詳細は、市場調査レポート「2010年版 携帯電話の法人市場展望」として発売中だ。価格は11万5000円（税込）。
