日本の開発拠点と人材育成を強化
日本でも、AIを支える技術の開発や人材育成に取り組んでいる。「AI半導体、ロボティクス、材料科学・フォトニクス、通信などAIを支える基幹技術の種が日本には数多く存在する」と寺澤氏。日本は重要な市場であると同時に、同社の開発拠点の1つでもあるという。八王子や神戸に拠点を置き、日本で開発・設計した製品を世界に提供している。
八王子の拠点では、製造データの解析による歩留まり向上や、設計キット(PDK)の高精度化を支援する。神戸の拠点ではスペクトラム・アナライザ「Expert XA5(SA6210A)」を開発し、2026年6月に発売した。

日本の開発拠点によるイノベーションの取り組み
人材育成にも力を入れる。次世代エンジニアの育成に向け、北海道大学の「半導体プロトタイピングラボ」に測定器を寄贈し、実習環境の拡充を支援している。
また、大学向けに同社の専門家が高周波計測の知識や技術を教える寄附講義を2005年から続けており、2026年度は東京科学大学など5大学で実施している。
AIによって半導体やシステムの開発が複雑になるなか、キーサイト・テクノロジーは開発工程全体を支援するとともに、日本の技術や人材を生かしたグローバルな製品開発を進めていく方針だ。









