GNSS妨害時にLEO測位へ自動切替 コーンズ テクノロジーが海図プロッター「Guide One」

GNSS妨害が深刻化するなか、ジャミングやスプーフィングを検知するとLEO衛星による測位へ自動で切り替える航海補助システム「Guide One」をコーンズ テクノロジーが発表した。2027年1月から受注を開始する。

LEO測位は「実用的かつ十分な精度」

コーンズ テクノロジーは、LEO測位の精度を検証する実証実験を行っている。東京ゲートブリッジで車両に搭載して実施したところ、LEO測位とGNSS測位の差は平均100m以内に収まったという。「重大な事故を回避するための参照情報としては、実用的かつ十分な精度を備えている」と相原氏は述べた。

ドライブテストにおけるLEOとGNSSの位置情報の比較。赤がLEO、青がGNSSの位置情報となっている

ドライブテストにおけるLEOとGNSSの位置情報の比較。赤がLEO、青がGNSSの位置情報となっている

また、現場での使い勝手や信頼性にもこだわったという。

「まず表示部だが、ブリッジ内での見やすさを追求し、12.1インチの高輝度液晶と、直感的に操作できるタッチパネルを採用した」(相原氏)

想定寿命は常温環境で3万時間。船舶用の航海・無線通信機器に関する国際規格IEC 60945などの試験にも合格しているという。

Guide Oneのモックアップ。

Guide Oneのモックアップ。サイズ370×310×130mm、電源はAC100V

Guide Oneの受注は2027年1月から始め、2027年度上期中の納品開始を予定する。価格は検討中だが、現時点では600~700万円程度を想定しているという。

「GNSSが信じられなくなった瞬間、乗組員がパニックになることなく、自船の正しい位置の目安をすぐに確認できる、極めて実用的で頼れるバックアップソリューションとなっている」と相原氏はGuide Oneの価値を訴えた。

(左から)コーンズ テクノロジー 代表取締役社長 西岡和彦氏、電子機器部 通信計測チーム 相原勇吹氏

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