Windowsタブレットの企業導入をさらに加速させる3つのファクター
関根氏によると、Windowsタブレットの企業導入は今後、「3つのファクターが相互作用することでいっそう加速する」という。
ワークスタイルの変革を促す3つのファクター |
1つめのファクターは、デバイスの高性能化だ。「1年ほど前のタブレットは処理能力の制約から用途が限定され、PCと併用せざるを得なかった。だが、私どもが夏に提供を開始した最新機種はCore i3搭載機と同等の処理能力を持っており、PCと置き換えても問題なく使える。CPUの性能向上がワークスタイルの変革を後押しすることになる」
2つめは、クラウド化や仮想化の進展だ。「クラウドが進化したというより、お客様の理解が深まり、セキュリティ対策――何かあった時に対応できる機能が提供されていれば、デバイスを外に持ち出して使って構わないと考えるお客様が多くなった。その結果、モバイルでのクラウド利用が進んだ」
3つめは、通信環境の改善だ。高速・大容量で低遅延のLTEネットワークが整備が進展。さらに、速度に制約があるものの月額1000円程度で利用できるMVNOサービスが登場するなど、選択肢も増加した。
レノボの最新Windowsタブレット「ThinkPad 10」の主な特徴 |
これら3つのファクターの相互作用によって、スマートデバイスを活用したワークスタイル変革の動きは、ますます加速していくという。