KDDIなど12社は2014年10月16日、新しいモバイルインターネット体験を創出する「Syn.」(シンドット)構想を発表した。
KDDIなど12社が「Syn.」に参加する |
すべてのサービスが入口となる「中心のないポータル」を構築することで、モバイルインターネット上でユーザーが新たなサービスを発見したり、サービス同士がつながることで新たな価値を提供するとしている。
参加メンバーはKDDIのほか、アイスタイル、AppBroadCast、ウェザーニューズ、ジョルテ、ナターシャ、nanapi、ナビタイムジャパン、はてな、VASILY、ビットセラー、ルクサで、16日付けで「Syn.alliance」(シンドットアライアンス)を設立した。各社サービスの合計月間利用者数は、約4100万に上るという。
第一弾の取り組みとして、16日から各社のサービスに「Syn.menu」(シンドットメニュー」と呼ばれるサイドメニューを追加した。アクセスすると、Syn.allianceメンバー企業のサービスに切り替えることができる。
サイドメニューからメンバー企業のサイトにアクセスできる |
KDDI新規ビジネス推進本部担当部長の森岡康一氏は、「Syn.はユーザーを相互に共有することでビジネス増を狙うだけでなく、広告のレベニューシェアでプラスアルファの収益を還元したい」と語った。「Syn.ad」という独自の特大広告もサイドメニューで展開し、広告収入は各社に分配される。