NTTソフトウェアは、企業向けのメール誤送信防止ソリューション「CipherCraft/Mail(サイファークラフト メール)」のサーバータイプについて、スマートフォンからのメール誤送信に対応した新バージョンを2010年7月16日から販売開始すると発表した。
CipherCraft/Mailは、送信者自身が宛先・本文・添付ファイルを一度確認してからメールを送るメール誤送信防止機能を備える。PC向けのソリューションとしてこれまで提供されてきたが、ビジネス利用が広がっているスマートフォンでも情報漏えいの主たる原因であるメール誤送信防止対策が求められるようになっており、このメール誤送信防止機能をスマートフォンでも利用できるようにした。
スマートフォン画面例(出典:NTTソフトウェア) |
また、メールの宛先情報を注意喚起するアシスト機能も強化された。メール送信の際に類似したメーリングリストや同姓者を取り違えたり、いつも送信している宛先を指定する際に確認作業がおろそかになることなどが誤送信の原因となっている。新アシスト機能では、メール本文中の宛先情報を形態素解析エンジンで抽出して強調表示する。メール本文と宛先アドレスとの照合を容易にして、潜在的なミスの確認を視覚的に分かりやすくした。
なお、販売価格は、サーバータイプを100ユーザーで利用する場合で59万円となっている。