ネットワークの動的なカスタマイズで多様な新サービス
最後の「創造」とは、新たなサービスの創造のことだ。同社のもう1つのSDNコントローラー「Contrail」とエッジルーターのMXシリーズとの連動により、例えばアプリケーションの種類をMXルーターのDPIエンジンで識別してダイナミックにトラフィックを曲げたり、加入者毎に異なる仮想マシンに飛ばすといったことが可能になるという。これにより、アプリケーションや加入者ごとに、動的にセキュリティやWAN最適化などのサービスを適用する「サービスチェーン」が実現できる。
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| 加入者やアプリケーションによるカスタマイズを実現 |
このサービスチェーンを活用した新サービスの具体例として長滝氏が挙げたのは、企業向けクラウドサービスにおけるSLAの提供だ。グーグルやAWSなどのOTT(Over The Top)のクラウドサービスに、SLAを付加して通信事業者が再販する。そのためのアプリケーションや加入者ごとのネットワークのカスタマイズが、MXとContrailを活用することで、容易に行えるようになる。
「マスに対して均質なサービスを提供するのではなく、ユーザーに合わせてカスタマイズした多様なサービスが提供可能になる」
長滝氏によれば、クラウド事業者の利益率が50%超なのに比べ、通信事業者の利益率は10%程度。インフラの非効率性が、この差の大きな要因になっているという。そこに解決策をもたらすのがSDNだ。「ネットワークが高度なインテリジェンスを持ち、自動化や拡張性、新たなサービスの創造を実現する“HIGH IQ NETWORK”をジュニパーは提供していく」とした。



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