HPEがジュニパー統合後のネットワーク戦略を説明、100億ドル事業の全貌は?

ジュニパーの統合完了から約半年。100億ドル超のネットワーキング事業を擁するHPEが事業戦略説明会を開催し、AI時代に求められる自律運転型ネットワーク「Self-Driving Network」のビジョンと、国内4セグメントでの市場開拓戦略を示した。

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(以下、HPE)は2026年2月19日、HPE Networkingの事業戦略に関する記者説明会を開催した。2025年7月のジュニパーネットワークスの統合完了を経て、HPE Aruba NetworkingとHPE Juniper Networkingを合わせると100億ドル超となったネットワーキング事業と、日本市場での戦略について説明した。

AI時代に「ネットワークの重要性はかつてないほど高い」

HPE エグゼクティブバイスプレジデント プレジデント兼ゼネラルマネージャーのラミ・ラヒム氏

HPE エグゼクティブバイスプレジデント プレジデント兼ゼネラルマネージャーのラミ・ラヒム氏は、現代のITにおける最重要要素としてネットワーキング、ハイブリッドクラウド、AIの3つを挙げ、AI時代においてはネットワークの重要性はかつてないほど高まっていると強調した。

「1台のGPUはゲーム体験には優れるが、10万、50万、100万台のGPUをつないで初めてヒトゲノムの解読や難病治療の発見が可能になる。これを実現するのがネットワークだ」とラヒム氏。従来のネットワークでは通信速度や帯域幅といったスペックだけが重視されてきたが、「AI時代には人やAIエージェント、IoTデバイスなど、接続するすべてのものに優れた体験を提供する必要がある」と説明。障害発生時に自動で検知・修復し、人手による運用を不要にする「Self-Driving Network(自律運転型ネットワーク)」の必要性を訴えた。

統合後のHPE Networkingは、キャンパス&ブランチ(企業拠点ネットワーク)、ルーティング、データセンター、SASE&セキュリティの4つの技術領域を軸にポートフォリオを展開するという。キャンパス&ブランチでは約20%の市場シェアを有し、ジュニパー由来のAIOpsプラットフォーム「Mist」とAruba由来のクラウド型ネットワーク管理基盤「Aruba Central」の双方から優れた機能を互いに取り込み、統合を加速させているとラムヒ氏。データセンター領域では800ギガビットイーサネットスイッチをいち早く市場投入したほか、2025年11月に開催された「HPE Discover Barcelona」ではTomahawk 6ベースの1.6テラビットスイッチも発表した。

Self-Driving Network(自律運転型ネットワーク)の概要

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