NTTコミュニケーションズは2014年2月3日、クラウド型ユニファイドコミュニケーション(UC)サービス「Arcstar UCaaS」のプラットフォーム(通信設備)を、新たに欧州と米国に開設したと発表した。2月3日から、日米欧の3拠点でArcstar UCaaSを運用している。
NTTコミュニケーションズによれば、クラウド型UCサービスのプラットフォームを海外にも設置・運用する事業者は国内初。従来、欧州や米国からの利用では、回線状況などにより数秒の遅延が生じるケースが想定されたが、今後は遅延を大幅に抑制できるという。
また、欧州の個人情報保護規制「EUデータ保護指令」に対応し、欧州内の通信設備に個人情報を格納することが可能。さらに、世界3拠点のいずれかの設備で災害や事故が発生した場合、別の拠点を介してArcstar UCaaSを利用できるため、BCPやディザスタリカバリを実現できるとのこと。