KDDIは2025年9月30日、さつきとmooca(モカ)が提供中のデジタルサイネージサービス「mooca サイネージ」に、製品やサービスと通信を一体化する「ConnectIN(コネクティン)」を導入すると発表した。
ConnectIN導入の価値
ConnectINは、これまでの月額通信料金のビジネスモデルとは異なり、メーカー等の製品に一定期間の通信料を組み込んで販売することができる。その製品を導入するユーザーに対して、KDDIから通信料金を請求しないビジネスモデルであり、KDDIは2025年1月からConnectINを提供開始し、法人向けPCへの導入を進めてきた(参考記事)。
教育機関やビル施設、小売業界等で活用が進むデジタルサイネージにConnectINを導入することで、サイネージ内容の自動アップデートに必要な通信を製品とセットで提供できるようになる。
今回のConnectIN導入により、mooca サイネージに最長5年分の通信を含めて提供が可能となった。製品導入企業は、Wi-Fi・モバイルルーターの契約や設定、導入後の通信機器の運用管理が不要となる。導入と同時に、通信によるサイネージコンテンツの自動アップデートが可能だ。