本日5月29日からスタートしたワイヤレスジャパン2013。インターネットイニシアティブ(IIJ)のブースでは、スマートデバイス向けソリューションやLTE対応モバイルデータ通信サービスに加えて、パートナー企業によるM2Mソリューションの展示にも力が入っている。
なかでも目立っていたのが、ダイドードリンコの自動販売機だ。デジタルサイネージが併設されており、災害時の緊急情報や地域コミュニティ向けの情報を流すことができる。IIJは、インターネット接続サービスや通信機器などを提供している。
デジタルサイネージ付きの自動販売機。セパレート型と併設型の2タイプが展示されている |
面白いのは、「導入コストは実質0円」というビジネスモデルだ。ダイドードリンコでは、自動販売機の売上・利益をデジタルサイネージの設置・運営コストに充てることで、デジタルサイネージと自動販売機を無償提供している。このため自治体などは電気料金のみの負担で、災害時の緊急情報提供に役立つデジタルサイネージを導入可能だ。緊急情報の配信はIIJが行う。
一方、ダイドードリンコの狙いは販路拡大。ダイドードリンコの説明員によれば、公共施設やスーパー銭湯といった多くの人が集まる場所を中心に「現在、約100カ所に設置されている」そうだ。