NTT東日本とアット東京は2025年2月27日、企業や組織に対するインフラストラクチャおよびネットワークソリューションの提供に向け、データセンター（DC）およびネットワークサービス分野での連携を開始すると発表した。
NTT東日本は、地域循環型社会の共創を目指す「REIWAプロジェクト」を推進しており、同プロジェクトにおいて、多様なアクセス回線およびパブリッククラウドをはじめとする各種ネットワークへの接続を可能にするサービス「Multi Interconnect」 を提供している。アット東京は、東京・大阪・福岡など日本全国13カ所でDCを運用している。アット東京のネットワークプラットフォームサービス「ATBeX」は、パブリッククラウドプロバイダー（AWS、Google Cloud、Microsoft Azureなど）との直接接続、サービスプロバイダーとの接続が可能だという 。
アット東京のデータセンター「中央センター（CC1）」
第1弾の取り組みとして、NTT東日本のMulti Interconnectの接続機能の1つであり、連携するエクスチェンジサービス（Exサービス）事業者を通じたパブリッククラウドや、連携するExサービス事業者のDCへの接続を実現する「クラウドインターコネクション」と、アット東京のATBeXとの接続を3月1日より開始する。これにより、NTT東日本のネットワークを利用する顧客は、パブリッククラウドへの柔軟な接続や、ATBeXを利用する顧客との柔軟なDC間接続が可能になり、利便性向上を推進できるとしている。
また、アット東京のDC内にNTT東日本のInterconnected WANの設備を収容することにより、Interconnected WANの回線を短納期で提供可能になるという 。
