Datadogがユーザー向けイベント ウォンテッドリー、リクルートらが事例紹介

オブザーバビリティ製品を提供するDatadogが、ユーザー向けカンファレンス「Datadog Live Tokyo 2024 Reprise」を12月18日に開催した。導入企業の講演からは、監視や可視化という製品性能に留まらない、オブザーバリティ製品活用のポイントが見えてきた。

[リクルート]チーム単位の普及活動で400以上のダッシュボード作成

続いて、リクルートで学習アプリ「スタディサプリ」の開発に携わる小檜山裕太氏が登壇し、社内でDatadogをどう普及させたかについて講演した。

リクルートの小檜山裕太氏(マイクを持って離す黒いジャケット姿の男性)

リクルートの小檜山裕太氏

Datadog導入当初は、一部のWeb開発者とSRE(Site Reliability Engineering)エンジニアがダッシュボードとモニターを利用するのに限られていたという。そこで小檜山氏は、各開発チームが、チームとしてDatadogが使えるようになることを普及と定義し活動を開始。各チームメンバーのスキルを可視化したうえで、チーム内にDatadogを使える人を増やしていくという方針をとった。

エンジニア同士の雑談の場を利用して社内勉強会を開催するなどの取り組みの結果、現在はサービス、チーム単位でのダッシュボード作成が進み、その数は400以上になるという。また、APM(アプリケーションパフォーマンス管理)はほぼ全サービスに導入済み、Events(イベント管理)にはKubernetes関連イベントが投入されるようになり、「十分に普及している」(小檜山氏)。

小檜山氏は実稼動中のダッシュボードを示しながら取り組みの成果を紹介。「いろいろな人の尽力で普及してきた。まだまだ使い込んでいきたい」と、さらなるDatadog活用への意気込みを表して講演を締めくくった。

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