Bangoが目指すキャリアのARPU向上 “サブスク自販機”で通信バンドルサービスを拡充

ARPU向上へ、様々な策を巡らせる携帯電話事業者。サブスクサービスとのバンドルはその有力な一手だが、バンドルのラインナップを手軽に充実させる“サブスク自販機”を通信事業者向けに提供するのがBangoだ。

米国の大手携帯電話事業者・ベライゾンは、映像・音楽配信などのサブスクリプションサービスと通信料金をバンドルしたサービス「+Play」を提供している。

ユーザーは、簡単な操作で加入するサービスを選択できる。月額料金や、忘れがちな契約期間などの加入者情報の確認も容易だ。もちろん料金の割引も受けられる。

日本でもNTTドコモの「爆アゲセレクション」などがコンテンツ配信サービスと通信料金をバンドルして料金を割り引いているが、大きく違うのが選べるサービスの豊富さだ。

ドコモの爆アゲセレクションの対象サービスは映像配信、音楽配信、ゲーム、マンガの計8つ。それに対し、ベライゾンが+Playで提供するサービスの数は約40に及ぶ。ジャンルも一般的な映像配信(SVOD)から、スポーツ、フィットネス、教育など、多岐にわたる(図表1)。

図表1 Bangoがベライゾンに提供するサブスクリプションサービスの例

図表1 Bangoがベライゾンに提供するサブスクリプションサービスの例

サブスク等のバンドル提供はARPU向上のための手段であり、世界中の通信事業者が取り組むが、ベライゾンが40ものサービスをバンドルできている背景には、ある仕組みの存在がある。“サブスク自販機”だ。ユーザーが簡単にサブスクを契約できるだけではない。通信事業者も多数のサブスクの中からバンドル提供したいものを選んで提供できる。

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