フォーティネットジャパン、WiFi機能を標準装備したUTMアプライアンスを発表

FortiWiFiは、無線LANアクセスポイントとIPSec/SSL VPN、ウイルス対策などのUTM機能が1つの筺体に統合されている。多拠点・多店舗の無線LAN構築に強みを持つ。

2012年9月19日、ネットワークセキュリティおよびUTM(統合脅威管理)ソリューションのベンダーであるフォーティネットジャパンは、WiFi機能を標準装備したUTMアプライアンス「FortiWiFi-40C」および「FortiWiFi-60C」と、そのコントローラーに連携する無線LANアクセスポイント(AP)「FortiAP-221B」を同日に発売開始すると発表した。

UTMアプライアンス「FortiWiFi-40C」「FortiWiFi-60C」(左)と、無線LAN AP「FortiAP-221B」

FortiWiFiは同社のUTM製品「FortiGate」に無線LAN AP機能を追加したもので、ファイアウォールをはじめ、IPSec/SSL VPN、ウイルス対策といったUTM機能を備えている。

多くの機能を備えているが、運用管理画面は1つで済ませられる

マーケティングプロダクトマネージメントディレクターの根岸正人氏は、FortiWiFiの拡張性とネットワークセキュリティについて、他社製品との差別化ポイントとして以下のような点を挙げた。

拡張性
・無線LAN子機として使用できるため、物理的に離れた有線ネットワークと容易に統合できる
・FortiGateの無線APとして導入展開が図れる(上位FortiGateモデルでの利用)
・企業規模拡大に応じて複数のFortiAPを追加可能
・一時的な場所にネットワーク回線を敷設したり、1台で回線を冗長化したりできる

ネットワークセキュリティ
・ユーザー数無制限でBYODに対応
・認証サーバー機能(OTP認証、証明書認証)を標準サポート
・FortiASIC SoC搭載
・不正AP検知・遮断、トラフィックシェーピング機能

なお、柔軟性が高い同社のネットワーク構築技術を活かし、「多店舗・多拠点企業を主なターゲットとして販売していく方針」だという。

企業規模や拠点数に応じたネットワーク構築ができる

参考価格は以下の通り。
*WiFi機能/ファイアウォールのみ使用する場合のモデル

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