京セラ、NFC読み取り対応法人向けWi-Fiタブレット新製品 最大9年間の長期供給

京セラは2024年11月5日、法人向けのWi-Fiタブレットの新製品 「KC-T305CN」を発表した。2025年春以降に京セラから販売を開始する。

京セラの法人向けのWi-Fiタブレットの新製品 「KC-T305CN」「KC-T305C」

マイナンバーカード利用やタッチ決済の増加に伴い、ディスプレイ面でのNFC読み取りを可能にしたことが特徴。フロントカメラでのQRコード決済や一次元バーコードの読み取りと組み合わせ、決済、飲食店での注文、在庫管理や注文情報管理等のバックヤード業務など、幅広い業界における多様な業務の効率化を実現するという。

Wi-Fiタブレット「KC-T305CN」の想定利用シーン

また、アプリやシステムのメンテナンス負担を軽減するため5年間同じ端末、同じOSで購入ができ、さらに追加で4年間は修理に対応することで、最長9年間の長期供給を実現。飲食店のテーブルの上などで長時間充電しながら使用する際のバッテリー劣化を抑える機能も備える。防塵・防水機能、75cmからの落下を想定した試験もクリアした耐落下性能など、高耐久性も特徴という。

セキュリティ面では、クレジットカードを読み取るソリューションを対象としたセキュリティ基準であるMPoC/CPoCや、Class1の顔認証に対応。手袋をしたまま操作が可能な「グローブタッチ」や、雨の日や水回りでの濡れた手でも操作が可能な「ウェットタッチ」など、現場作業に役立つ機能を搭載する。

サイズは約260×169×9.9mm、重量は約530g(ともに予定)。ディスプレイサイズは約10.1インチ WUXGA(1,920×1,200)で、OSは Android14(15/17対応予定)。NFC非対応の「KC-T305C」も同時発売する。

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