NTTが2024年版のIOWN技術レポート、米国DC実証や大阪万博DCIなど紹介

NTTは2024年10月31日、IOWNの取組みをまとめた「NTT IOWN Technology Report 2024 ~INTEGRAL: Building a Sustainable Future~」を公開した

今年の「NTT IOWN Technology Report」では、海外データセンター、大阪・関西万博パビリオンのDCI(データセンターインターコネクト)実装、遠隔での工場保守点検、光電融合デバイスの4つのプロジェクトを詳しく紹介。現在進行中のIOWNプロジェクトの中から、産業領域に大きく貢献しうるものをピックアップした。

NTT IOWN Technology Report 2024

NTT IOWN Technology Report 2024

海外データセンターに関しては、NTTが米アッシュバーンに有する大規模データセンターでAPN(オールフォトニクスネットワーク)を使って行っているPoCについてレポート。4km離れたデータセンターをAPNでつなぎ、0.062ミリ秒のちエン、0.045マイクロ秒の遅延ジッタを実現したという。

大阪・関西万博パビリオンでは、万博会場とデータセンターをAPIで接続。そのほか、三菱ケミカルグループの化学プラントを舞台にした遠隔工場の保守点検のPoC、光電融合デバイスの量産に向けた挑戦などをレポートしている。

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