NTT東日本は2024年10月16日、企業向けマネージドローカル5Gサービスの「ギガらく5G」において、屋外や光回線のない場所など、これまで構築が難しかった場所でもローカル5Gの構築を容易にする新しいラインナップ「ギガらく5G セレクト」を発表した。10月18日より全国を対象に提供する。
同サービスでは、従来のギガらく5Gで必要な複数のサーバ等機器をコンパクトな一体型の基地局等に集約・小型化。また、光回線に加えて衛星回線やモバイル回線等にも対応し、工事現場等の屋外環境や、光回線が敷設されていない場所でもローカル5G環境を簡易に利用できるようにしたという。
「ギガらく5G セレクト」の提供イメージ
基地局は複数台設置可能で、柔軟かつ広範囲のローカル5Gエリアの構築が可能。また、準同期TDD等、ローカル5Gならではの機能も利用できる。
利用にあたってはNTT東日本が事前手続きから設計・構築・運用までのトータルソリューションをワンパッケージで提供する。ユースケースには建設・土木工事現場、スタジアム・展示会場、病院、オフィス・研究機関・学校などを想定している。
提供料金は個別見積もり。今後、パートナー企業と連携し同サービスを利用した産業DXの地域解決課題を目指した取り組みを推進するという。
なお、東京都調布市「NTT e-City Labo」内の「ローカル5Gオープンラボ」や、新潟県上越市の屋内外型ローカル5Gラボ環境「JM-DAWN(ジェーエム・ドーン)」で、同サービスの実機を展示しており、見学が可能とのことだ。