NTTドコモは2012年6月28日、携帯電話やスマートフォンの通話内容を自動録音できる法人向けサービス「通話録音サービス」を7月から開始すると発表した。
同サービスを利用すると、通話前に双方に「通話内容を録音する」旨を告知する10秒程度のガイダンスが流れ、ドコモのネットワークで通話内容を自動録音できるようになる。ドコモでは、通話内容を証跡として保管する必要がある企業や、通話内容をサービス品質向上などに活用したい企業などに販売していくという。
なお、録音した音声ファイルは、ドコモ側には保存されず、ユーザー企業が指定したサーバーに送信される。このため利用には別途、ユーザー側でサーバーなどを用意する必要がある。ドコモ設備とユーザー設備をつなぐアクセス回線としては、専用線やインターネット、インターネットVPNなどが利用可能だ。
「通話録音サービス」の概要 |
料金は、初期費用が1グループにつき3150円。同サービスでは、複数の回線で1つのグループを構成し、そのグループごとに音声ファイルの送信先を指定するかたちになっている。また、月額費用は、通話録音機能使用料が1回線当たり525円、グループ利用料が1グループ当たり525円。このほかアクセス回線の登録料は1接続当たり0~3万1500円、アクセス回線接続プランは同0~10万3950円となっている。