日産自動車、パナソニック オートモーティブシステムズ、パナソニック くらしアプライアンス社は2024年4月19日、日産自動車が提供する「NissanConnect」とパナソニックが提供する「音声プッシュ通知」を連携させた新サービスを開始すると発表した。家庭内の家電を通じて、クルマの移動情報や状態を音声で通知する。
2つのクラウドサービスをAPIで連携
本サービスは、クルマで出かけた家族の帰宅や電気自動車の充電完了などの情報を、パナソニックの対象家電を介して音声で通知するもので、ドライブや充電などに便利な情報を提供するNissanConnectの新サービスとして提供する。それぞれ異なるクラウドサービスであるNissanConnectと音声プッシュ通知のAPIを連携することによって両サービスのID認証を行い、ユーザーを紐づけて情報伝達を実現した。
音声プッシュ通知に対応するパナソニックのテレビ(2021年以降発売モデル)やロボット掃除機(2020年以降の発売モデル)などで利用可能だ。日々のくらしの中で起こりがちなうっかりを減らすとともに、家族の帰宅時間がわかることで、その後の家族の予定が組みやすくなる。
サービスの利用イメージ
具体的なサービス内容としては、スマホアプリで通知しているNissanConnectの各種お知らせを、対象のテレビやロボット掃除機、LEDシーリングライト、ドアホンから通知する。
また、設定エリアにクルマが入ったことを検知して音声通知するゾーンアラート機能を新たに開発。テレビ等を通じて、クルマで出かけた家族帰宅タイミングを音声で知らせる。出発時間を設定することで、その時間が近づくと出発時間と「乗る前エアコン」設定の促しを音声通知する機能も追加した。