栃木県鹿沼市、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、カキヌマの4社は2024年4月18日、「DXでやさしいまちづくりに向けた連携協定」を締結したと発表した。
同協定における連携事項は下記の通り。
(1)デジタル技術を活用した市民サービス向上
市民がデジタル技術を理解し適切に活用できるよう、市民向けのスマホ教室などの機会を拡充し、一人ひとりがデジタルを活用できる環境整備を図る。
(2)全庁的な業務改革およびデータ利活用の推進
DXやデータ利活用に関する知識やスキルの習得に向け、研修開催や情報提供などを通じて、鹿沼市役所におけるデジタル人材育成を推進する。また、鹿沼市および地域事業者向けに、ビッグデータの収集・分析などを可能とするシステムを構築し、市民・観光客のサービス向上を目指す。
(3)地域資源の活用と保全
南摩ダム周辺施設に関する観光振興および環境保全の両立に向け、デジタル技術の活用を目指す。
(4)観光振興および移住定住促進に向けた情報発信
鹿沼市の観光や情報を効率的に観光客及び移住希望者へ届ける仕組みの構築を目指す。また、dポイントクラブの会員情報を基盤としたドコモのアセットを活用した情報発信の拡充などを図る。
(5)防災、災害対策
避難所における通信手段の確保や携帯電話の充電設備の提供等を行う。また、市職員向けの防災訓練や子どもたちなどへの防災教室を開催する。
(6)その他
市民と事業者の両面から地域のキャッシュレスを推進する。また、「ドコモショップinショップ」の開設などにより、地域事業者と来店者をつなげ、地産地消を促す仕組みづくりに取り組む。
今後は、持続可能でやさしいまちづくりの実現を目指し、デジタル技術をあらゆる場面や様々な事業での活用を図るとしている。