都立病院でOpenRoming対応Wi-Fi環境構築 アライドテレシス製AP利用

アライドテレシスは2024年3月26日、同社製の無線LANアクセスポイント2機種と東京都のOpenRoaming基盤との接続検証を実施したと発表した。合わせて、3か所の都立病院でそれらのアクセスポイントが採用され、OpenRoaming対応Wi-Fiサービスの提供を予定していることも明らかにした。

都立病院における患者向けOpenRoaming対応Wi-Fiサービスの導入イメージ

都立病院における患者向けOpenRoaming対応Wi-Fiサービスの導入イメージ

OpenRoamingとは、国際的に普及が進められている無線LAN(Wi-Fi)の相互認証基盤(参考記事)。WPA2エンタープライズによる高いセキュリティと、一度登録すれば世界各地の対応スポットに自動的に接続される高い利便性を長所とする。東京都は2023年3月にOpenRoaming対応Wi-Fiサービスを開始し、現在は「つながる東京」展開方針により、2025年度末までに約1300箇所への整備を予定している。

接続検証は都立病院を運営する東京都立病院機構の協力の下で行われた。OpenRoamingの接続に必要なPasspoint機能を搭載し、Wi-Fi Allianceの認証を取得している「AT-TQ6702 GEN2」「AT-TQ6602 GEN2」のアクセスポイント2機種で検証を行い、OpenRoaming対応Wi-Fiサービスの提供が適切に行えることを実証したとしている。

これらのアクセスポイントを利用した患者向けOpenRoaming対応Wi-Fi環境の構築を、3か所の都立病院で開始しているという。

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