mmbiがスマートフォン向け放送局「NOTTV」を4月1日開局――NTTドコモが対応端末2機種を発表

mmbiは2012年2月16日、スマートフォン向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」に関する発表会を開催した。

(左から)mmbi常務取締役の小牧次郎氏、代表取締役社長の二木治成氏、NTTドコモプロダクト部長の丸山誠治氏

NOTTVは、V-Highマルチメディア放送のNOTTVを4月1日に開局する。月額420円で、従来のテレビ放送のような「リアルタイム型放送」、シフトタイム視聴とデジタルコンテンツからなる「蓄積型放送」を楽しむことができる。認定基幹放送字事業者として緊急地震速報に対応するほか、災害時には災害放送も行う。放送波を使うので、通信のように輻輳しない点を強みとする。

チャンネル数は3チャンネルで、開局当初はスポーツや音楽、情報・バラエティなど約50以上の番組を用意する。第3チャンネルでは、24時間ニュースを放送する予定。mmbiの二木治成社長は「どこよりも誰よりも早く知ることができる番組作りを目指す」とアピールした。

mmbiでは、2012年度に100万加入、2015年度に600万加入を目標にしている。二木社長は「(目標実現のためには)面白いコンテンツを提供しなければならない」と語った。

NTTドコモからは、NOTTV対応端末2機種の発表も行われた。

「AQUOS PHONE SH-06D」(シャープ製)は、4.5インチHD液晶と1.2GHzデュアルコアCPUを搭載。同梱されているアンテナ搭載卓上ホルダを使用すると、充電しながら横向きフル画面でNOTTVを視聴できる。3D対応液晶により、NOTTVの3D対応番組を専用メガネなしで楽しめる。防水やおサイフケータイ、ワンセグなどの機能にも対応する。

3D対応番組を専用メガネをかけずに視聴できる「AQUOS PHONE SH-06D」

「MEDIAS TAB N-06D」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)は、Android 2.3に対応した7.0インチのタブレット。薄さ9.9mm、重量約350gと持ち歩きしやすいサイズになっている。下り最大75Mbpsの「Xi」に対応し、Wi-FiテザリングもXiで利用できる。防水やおサイフケータイ、ワンセグのほか音声通話機能も備える。

薄さ9.9mmとスリムな「MEDIAS TAB N-06D」

ドコモとmmbiは共同で、NOTTV対応端末を約2週間無償で貸し出す「NOTTVモニターキャンペーン」を3月1日~9月31日に実施する。モニター台数は最大2万台で、NOTTV放送エリア内のドコモショップとWebで受け付ける。

ドコモでは、2012年度上期にNOTTV対応機種をさらに5機種追加する。プロダクト部長の丸山誠治氏によると、対応端末の年間出荷台数は300万台となる見込みだという。

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