安藤ハザマと東大、ローカル5Gと衛星通信連接の実証に成功 ダム建設現場のDXを推進

安藤ハザマと東京大学 大学院工学系研究科の中尾研究室(以下、中尾研)は2024年3月1日、山岳エリアのダム建設現場のDXを推進することを目的に、ローカル5Gシステムと低軌道衛星回線の連接ネットワークの実証を行ったと発表した。

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実証実験におけるネットワークの接続構成(イメージ)

山岳エリアのダム建設現場においては、多くの現場で通信環境が脆弱であることから、DX推進の基盤となる通信環境の整備が困難という課題がある。同実証では、必要な場所に自ら高品質な無線通信を整備することができるローカル5Gと、低軌道衛星通信によるインターネット通信を連接することで、山岳エリアのダム建設現場においてDXの基盤となる情報通信インフラを整備し、それを活用した工事作業関係者のコミュニケーション、高精細カメラを活用した現場状況確認を可能とする技術実証に成功した。

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ローカル5Gシステム・低軌道衛星通信を利用した4Kカメラのライブ配信映像

なお、ローカル5Gシステムは中尾研が研究開発したものを利用。AC100Vとインターネットを直結することだけで、建設現場において簡単、短時間でローカル5Gの情報通信インフラを整備できることを特徴だという。

今後は、建設現場におけるDX推進をテーマにソリューションの活用等を模索し、さらなる課題解決に向けた検証、社会実装を進めくとしている。

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